【実体験】介護の転職先をハローワークで探すと失敗する4つの理由

就職・転職

この記事はこんな悩み・疑問にお答えします

別の業界から介護業界に転職しようと考えてる。
転職先をハローワークで探そうと思ってるけど、ネットの記事を見ると「使わない方がいい」って書かれてたりする。本当に使わない方がいいのかな?
介護業界で働いてるけど、ほかの介護現場に転職をしようと考えてる。
介護系の求人サイトを使いつつ、ハローワークも当たってみようか考えてるけど、ネットの記事を見ると「使わない方がいい」って書かれてたりする。使わない方がいいのかな?

目次です

1.介護の転職先をハローワークで探すと失敗します

2.【まとめ】転職エージェントで転職先を探しましょう

この記事を書いた私のキャリア

  • 福祉系の大学・大学院卒で、介護現場の実務経験は14年目。
  • いまも高齢者施設で働いてる現役の介護福祉士。
  • 介護現場の転職も2回して2回失敗(20施設以上で面接して内定率は80%)。ちょうどリアルタイム(2020年9月10日現在)で転職活動をしてます。

ハローワークは使ったことがないと、どんなクオリティの求人が紹介されるのかわからないので、不安になりますよね。私も実際にハローワークを使ってた時期があるので、不安な気持ちがわかります。この記事は、実体験をベースに、介護業界で転職先をハローワークで探すと、失敗する4つの理由を解説しました。

3分ほどで読めるので、転職活動の参考に是非ご覧ください。

介護の転職先をハローワークで探すと失敗する4つの理由

介護の転職先をハローワークで探すと失敗する4つの理由
結論から話します。
介護の転職先をハローワークで探すとほぼ失敗します。できれば、ハローワークを使わずに転職活動を進めましょう。失敗する4つの理由を解説していきます。

理由①:求人の質が安定してない【ブラック企業がまざってる】

ハローワークは実在する会社であれば、ブラック企業であろうと求人が掲載できちゃうのが実情です。ブラック企業が求人の掲載をハローワークに依頼しても、ハローワークは、求人票に書かれてることが本当か調査しません。

求人票に書かれてる勤務地・仕事の内容・基本給・賞与・休日数・残業時間・勤務時間などが、面接をすると実際には違ってたりします。もちろん、ハローワークに掲載されてるすべての求人が、嘘をついてると言いたいワケではありません。

少なくとも、ハローワークで介護のお仕事を探す以上は、外れくじに当たる可能性は0%ではないということです。

理由②:求人票に書かれてる情報がわかりにくい

ハローワークの求人票で主に書かれてることは、次のとおりです。

  • 事業所名/所在地/仕事の内容/雇用形態/就業場所/年齢/学歴/試用期間/賃金/就業時間/時間外労働時間/休日等/加入保険/企業年金/会社の特長/求人に関する特記事項/採用人数/応募資格 など

他にも色んなことが書かれてますが、主に見る所はこのあたりだと思います。旧様式の求人票の画像(画像の数字は気にしないでください)になっちゃいますが、こちらを参考にどうぞ(^_^)
旧様式と新様式の項目で大きな違いはありません。

求人票

【出展】東京労働局 職業安定部

ただ、他業種から無資格・未経験で介護業界へ転職する方や、介護現場の実務経験があって転職を考えてる方にとって、書かれてる情報量は圧倒的に少ないです。介護のお仕事は専門職です。知識と技術を日々磨き続けなきゃいけませんし、資格も必要です。

できれば、スキルアップしやすい環境に身を置くことが大切ではないでしょうか?そう考えると、ハローワークの求人票には、次のことは詳細に書かれていません。

  • 資格取得のサポートする体制はあるのか?
  • 研修体制をどのくらい充実させてるか?
  • 長く続けるうえで、会社の人間関係はどうか?
  • 離職率は高いのか?

このあたりの情報は、仕事を続けていくうえで、給料やボーナスと同じくらい気になる所ではないでしょうか。無資格・未経験ではじめる方は、「お金をかけずに資格がとれるのか」「スキルアップをサポートしてくれるのか」といったことが気になるでしょう。

職場の人間関係が悪くて、転職を考えてる方は、転職先の人間関係や離職率が気になると思います。とくに、人間関係や離職率は聞きにくいので、転職先に直接問い合わせるなんてことは、至難の業です。

理由③:応募までに時間がかかる場合がある

ハローワークで紹介されている求人のなかには、ハローワークからの紹介状がないと、応募できない所もあるようです。

「あるようです」と書いたのは、私の経験談だと、ハローワークで紹介された求人に、電話で直接問い合わせて、「紹介状を持ってこい」と言われたことがなく、すんなりと面接にこぎ着けることができました。

もしかしたら、あなたがハローワークで見つけた求人が、紹介状の必要な所かも知れないので、この点は注意が必要かも知れません。

とはいえ、この紹介状の一番の問題は、「応募先から紹介状の提出を求められた分だけ、転職活動の時間が伸びる」ということです。

もしかしたら、あなたが紹介状をもらいに行ってる間に、募集枠がうまっちゃう場合すらあります。万が一、このような時間ロスが起きると、転職が不利になりかねません。

理由④:転職のバックアップが期待できない

ハローワークで働いてる職員さんは、介護業界に詳しくありません。

もしかしたら、詳しい方もいるかも知れませんが、前提として詳しくないと考えておいた方がいいでしょう。あくまで、ハローワークで働いてる職員さんは、履歴書の書き方や面接で気をつけなきゃいけないことをアドバイスしてくれるだけです。

介護業界の転職事情を踏まえた、履歴書や面接対策を一緒に考えてくれるワケではありません。

ここから何を言いたいのかって話ですが、あなたの性格やこれまでの実績、得意なこと、苦手なことなどを総合的に判断して、適した転職先を紹介してくれるものではないので、「転職先が合わなかった」という失敗が起こり得ます。

【まとめ】転職エージェントで転職先を探しましょう

【まとめ】転職エージェントで転職先を探しましょう
この記事のポイントをまとめます。

  • 介護の転職先をハローワークで探すと失敗する理由は4つある。
  • 【理由①】求人の質が安定してない。
  • 【理由②】求人票に書かれてる情報がわかりにくい。
  • 【理由③】応募までに時間がかかる場合がある。
  • 【理由④】転職のバックアップが期待できない。

こんな感じです。

これって、要はハローワークのデメリットです。メリットをあげるとしたら、「自分のペースでのんびりお仕事探しができる」くらいだと思います。

そもそも転職で失敗する根本的な理由

この記事では、「介護の転職先をハローワークで探すと失敗するかも」というポイントに焦点を当てて書きましたが、転職が失敗する理由は他にもあります。この失敗する根本的な理由を、下記の記事にまとめてるので、参考にどうぞ(^_^)

転職エージェントと転職サイトの違い

はっきり言うと、「転職でハローワークは使うな」が結論です。

とはいえ、「どうやって転職先を探せばいいんだよ?」と思うはずです。介護系の求人サイトを使いましょう。求人サイトには転職コンサルタントが専属でついてくれる転職エージェントと、転職コンサルタントがつかない転職サイトの2種類があります。

この2つの違い関しては、下記の記事でまとめてるので、参考にどうぞ(^_^)

とくに、転職エージェントは転職コンサルタントがつくので、ブラック企業はありません。転職サイトがブラック企業を紹介してたら、転職サイトを運営してる会社の信用問題に発展して、倒産しちゃいますからね。

言い換えれば、ブラック企業は転職エージェントから弾かれるので、利用すらできません。転職エージェントを利用できない会社が、仕方なくハローワークを使ってると言うこともできます。

逆に、転職コンサルタントがつかない転職サイトは、転職エージェントよりも敷居が低いので、ハローワークで求人をかけてる会社でも使えるので、ブラック企業に当たる危険があります。要は、転職エージェントよりも転職サイトの方が、求人の質は低いです。

介護でおすすめな転職サイト

「介護系の求人サイトを使えって言われても、どんなサイトがあるのかわからねぇよ!むしろ、教えてくれよ!」と怒られそうなので、おすすの転職サイトを下記の記事でまとめてます。参考にどうぞ(^_^)


以上で、本記事はおわりです。

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読んでいただき、ありがとうございました(^-^)