15.5%!低くない介護業界の離職率【転職に失敗する理由も解説】

就職・転職

この記事はこんな悩み・疑問にお答えします

別の業界から介護業界に転職しようと考えてる。
どうせ転職するなら失敗したくないし、納得できる所で働きたい。でも、介護業界は仕事がキツイから離職率が高いって言われてるし。
ぶっちゃけ、実際はどうなってるんだろう?
ほかの介護現場から別の介護現場に転職しようと考えてる。
でも、離職率の高いブラックな会社では働きたくないし。どうすれば、離職率の低いホワイトな会社で働けるんだろう?

目次です

  • 1.介護業界の離職率は15.4%です
  • 2.会社の離職率を知っても転職には失敗する
  • 3.【まとめ】求人サイトを活用しましょう

この記事を書いた私のキャリア

  • 福祉系の大学・大学院卒で、介護現場の実務経験は14年目。
  • いまも高齢者施設で働いてる現役の介護福祉士。
  • 介護現場の転職も2回して2回失敗(20施設以上で面接して内定率は80%)。ちょうどリアルタイム(2020年9月10日現在)で転職活動をしてます。

介護業界への転職を考えてる方にとって、業界の離職率は気になるポイントだと思います。私も転職活動をしてた頃は、かなり気にしていました。

この記事では、介護業界の離職率を解説しました。介護業界の離職理由や転職に失敗する理由も一緒に書いたので、どんなことに気をつけて、転職活動を進めればいいか参考になると思います。

ぜひ読んでください。3分くらいで読み終わるボリュームです。

介護業界の離職率は15.4%です

介護業界の離職率は15.4%です
ほかの業界に比べて介護業界の離職率は高いのでしょうか?
深掘りしていきます。

介護業界の離職率って高いの?低いの?

日本の産業全体でみたら、介護業界の15.5%は5番目に高い離職率です。介護業界の離職率は高い水準にあると、考えた方が健全ですね。次の画像をご覧ください。
産業全体の離職率

【出展】厚生労働省:平成30年雇用動向調査結果の概況

ただ、15.5%って数字は、看護師などの医療関係職の離職者も含まれちゃってるので、介護業界だけの数字はわかりません。では、介護業界だけの離職率は、どないなもんでしょう?次の画像をご覧ください。
介護業界の離職率

【出展】介護労働安定センター:令和元年度介護労働実態調査結果について

結果は、15.4%でした。厚生労働省の数字と大差なしです。
ということで、業界として高い水準にあるってことですね。

介護業界の離職の理由は不明です

どうして介護業界の離職率は高い水準にあるのでしょう?
結論は「わからない」です。

深掘りします。

「介護 離職率」でググって表示される記事を読むと、介護業界で離職する人の理由として、

  • 職場の人間関係に問題があったため。
  • 結婚・出産・妊娠・育児のため
  • 法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため
  • このほかにいい職場があったため

こんなことが書かれてます。これ、半分正解で半分ウソです。
半分正解なのは、あくまで私の肌感覚ですが、結婚以外の上記の理由で、私自身も転職してるし、会社の同僚も近い理由で転職してるからです。半分ウソなのは、

次の画像を見てください。上記で挙げた退職理由の元ネタです。
介護業界へ転職してきた理由

【出展】介護労働安定センター:令和元年度介護労働実態調査介護労働者の就業実態と就業意識調査結果報告書

このデータには、別の業界から介護業界に流れてきた63.4%の人が、回答してます。「アレ?」って思いますよね。「介護業界から介護業界」という流れで退職した人が回答した、キレイな数字ではありません。だから半分はウソなんです。

正しくは、

もしかしたら、介護業界で退職・転職した人も、上記の理由で、辞めてる人がいるかもって考えるのが正解です。
なので、とても申し訳ないんですが、ハッキリとした介護業界の離職理由は、国も把握できていないので、わかりません。ただ、繰り返しにはなりますが、私の肌感覚的にはズレてないと思います。ぶっちゃけ、介護業界だけじゃなくて、一般論として、他の業界でも同じ理由で退職してる人も多いんじゃないかなって、個人的には思います。

気になる会社の離職率を調べる方法

介護業界の離職率が15.4%~15.5%で、産業全体では高い水準にあるって話をしました。でも、ぶっちゃけこの数字を知った所で、へぇ~ってなるだけ、何の役にも立ちません。

なので、転職活動中のあなたが気になってる会社の離職率を調べる方法を、お伝えします。こっちの方がよっぽど役に立ちます。

下記の記事で解説してるので、ぜひポチってください。

会社の離職率を知っても転職には失敗する

転職に失敗したくない
一応、気になる会社の離職率がわかると、「見学いった時に注意しておこう」「この会社はブラックっぽいから辞めておこう」と心の準備ができます。
でも、離職率がわかっても、転職に失敗することはありますよ。私が失敗しまくってるんで。

なぜなら、転職に失敗する根本的な原因は、あなたと会社の価値観のミスマッチです。このミスマッチは、“転職先の情報”と“転職のノウハウ”が不足してるのが原因です。
要は、離職率が低くても、価値観のレベルでミスマッチを入職前に見抜けないと、ゲームオーバーです。

この点は、下記の記事で深掘りして解説してます。介護業界への転職を考えてる方は、ぜひ読んでください。転職活動で注意しなきゃいけないことが学べます。他のサイトでは書かれていない情報なので、活かしてもらえれば、失敗する確率を下げられます。

【まとめ】求人サイトを活用しましょう

【まとめ】求人サイトを活用しましょう
この記事のポイントをまとめます。

  • 介護業界の離職率は15.4%~15.5%。
  • 日本の産業全体でみたら、介護業界の離職率は第5位。
  • 介護業界の離職理由は不明。

こんな感じです。

結局のところ、転職先とのミスマッチを防ぐには、転職先の情報をしっかり集めつつ、転職ノウハウを磨くしかありません。とはいえ、転職を考えてる方の多くは、「ほかの会社で働いてて転職活動の時間がなかったり、離職中で生活が苦しい状況では?」と思いますし、こんなことをお考えではないでしょうか。

  • 転職活動に時間をかけたくないし、サクッと転職先を決めちゃいたい。
  • でも、転職活動って自分で職場探しをしなきゃいけないからダルイ。
  • サクッと転職先を決めたいけど、転職には失敗したくない。
  • でも、そんな都合よく転職先が見つかるとも思えない。

「そうそう」と共感された方は、ぜひ下記の記事を読んでください。
無料で転職をサポートする転職コンサルタントがつく、介護業界の転職サイトをまとめています。相談相手がいる圧倒的な安心感を持って、転職活動がサクッと進められるでしょう。


以上で、本記事はおわりです。

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あなたの介護士ライフを応援しています。

読んでいただき、ありがとうございました(^-^)