介護業界の転職エージェントと転職サイトの違い【両方使いましょう】
この記事はこんな悩み・疑問にお答えします
色々と情報収集してたら、転職エージェントと転職サイトがあるとこまでわかったけど、両者の違いがわからない。
違いを教えてほしい。
転職エージェントと転職サイトがあるけど、どっちが良いのかわからない。
使うメリットとデメリットを詳しく教えてほしい。
本記事の内容です
2.【まとめ】転職エージェントと転職サイトは両方使いましょう
この記事を書いた私の実績・経歴です
- 福祉系の大学・大学院卒で、介護現場の実務経験は13年ほど。
- いまも高齢者施設で働いてる現役の介護福祉士。
- 介護現場の転職も2回してて(20施設以上で面接して内定率は80%)、ちょうどリアルタイム(2020年9月10日現在)で転職活動をしてます。
介護業界で転職活動をはじめてみると、求人募集サイトが色々ありすぎて、どれを使ったらいいのか、よくわからないと思います。転職活動を始めた当初の私も、まったく理解できてなかったので、この気持ちがよくわかります。
求人募集サイトによっては、転職コンサルタントがつく所とつかない所があるので、その違いもよくわかりません。この違いについて、私の体験談も交えつつ、この記事では解説していきます。
3分ほどで読めるので、しばしお付き合いください(^_^)
転職エージェントと転職サイトの違いってなに?
転職エージェントと転職サイトの違いは一つだけ!
結論は「転職コンサルタントがつくか、つかないか」の違いだけです。マンツーマンでダイエットの指導をしてくれるのが転職エージェントで、一人で黙々とダイエットするのが転職サイトって感じです。
そう言われても「転職コンサルタントって何してくれるのよ?」って思いますよね。
解説します。
転職するには、次のことをやらなきゃいけません。
- 会社をさがす
- 気になる会社に応募する
- 会社と面接する日を調整する
- 履歴書を書く
- 職務経歴書を書く
- 面接の対策をする
- 給料などの条件を交渉する
- (内定が取れたら)入社日を調整する
転職エージェントは、上記すべてについて、次のようなサポートを無料でしてくれます。
- 会社をさがす ⇒ あなたの代わりに探してくれる
- 気になる会社に応募する ⇒ あなたの代わりに応募してくれる
- 会社と面接する日を調整する ⇒ あなたの代わりに調整してくれる
- 履歴書を書く ⇒ 書き方を教えてくれる
- 職務経歴書を書く ⇒ 書き方を教えてくれる
- 面接の対策をする ⇒ 対策を教えてくれる
- 給料などの条件を交渉する ⇒ あなたの代わりに交渉してくれる
- (内定が取れたら)入社日を調整する ⇒ あなたの代わりに調整してくれる
こんな感じです。
ちなみに、転職エージェントが無料で使える理由は、募集をかけてる会社から紹介報酬として、転職者の年収の30%前後を受け取っているです。
一方、転職サイトは転職コンサルタントがつかないので、上記のことをすべて自分でやらなきゃいけません。自分でバイト先を探すイメージですね。
転職エージェントのメリット
もしかしたら、次のことが気になっていませんか?
転職エージェントの転職コンサルタントを使うメリットを、もっと詳しく教えてほしい。
解説します。
心の平穏を保ちながら転職活動ができます
次の悩みがある方は、安心して転職活動にのぞめると思います。
- 働きながら転職活動を進めたいけど、忙しくて転職活動がすすめられない人。
- 給料など会社との条件交渉が苦手な人。
- 履歴書や職務経歴書を書くのが苦手な人。
- 面接対策に不安がある人。
- 自分の「長所・短所・スキル」などの棚卸しが苦手な人。
転職コンサルタントを使うことで、わずらわしい会社探しや日程調整、条件交渉の手間が省けるので、現職や副業に集中できます。履歴書の書き方・書類審査・面接対策・退職手続き・入社後の対応など、転職にまつわる悩み・不安・疑問をいつでも相談できる相手が身近にいるので、メンタル面での負担が軽くなります。
転職活動は基本的に孤独な戦いなので、一緒に走ってくれる存在が居てくれるだけで、心強いですね。私も使って感じましたが、これまで一人で転職活動をしてたのが、バカバカしくなります。本業と副業に集中できるので、かなり助かりました。
逆に、「失敗してもいいから、とにかく自分のペースで転職活動を進めたい人」は転職エージェントを使わない方がいいでしょう。転職サイトで転職活動をした方が、納得感があると思います。
求人案件の質が安定してる
転職エージェントもビジネスです。儲けなきゃいけません。ということは、入社してもすぐに辞めちゃうようなブラック企業を紹介してたら、会社に儲けが入らないので、潰れちゃいます。なので、職場の人間関係や給料などの条件など、ふるいにかけられて、残ったものしか紹介されません。
ちなみに、転職エージェントで扱ってもらえない悪条件な求人案件は、ハローワークに流れます。ハローワークで扱ってる求人案件が、転職サイトに掲載されてたりするので、転職サイトの利用には注意が必要です。
「非公開求人=条件がいい」ではない
よく介護業界の求人サイトの紹介記事で、「転職エージェントは非公開求人があるのでおすすめですよぉ」って書かれてますが、実際に転職エージェントを使ってみた感想は、半分正解で半分不正解ですね。
確かに、条件のいい求人を紹介してくれますが、その多くは私の「こだわりポイント」に合わない案件だったので、断りました。あなたの「こだわりポイント」にマッチングしないと、非公開求人であっても、新しい職場にたどり着けません。非公開求人を扱ってても、その案件があなたに合うとは限らないということです。
そもそも論で、会社は非公開求人を次の意図で出してます。
一人の人材を採用するだけでも、時間と費用がかかるのに、殺到されたらその対応に余計なコストがかかります。これを抑えるために、非公開求人にしてる会社があります。人気が裏側にあるので、好条件の場合があります。
ランニングコストを抑えるために、求人サイトには求人募集を大々的に掲載せず、非公開求人としてのみ登録をかけます。マッチングする人が入社したときだけ、成果報酬を払う仕組みです。人気が裏側にないので、案件としては微妙だったりします。
こんな感じです。
「非公開求人=条件がいい」と思われがちですが、非公開求人の本当の姿は、会社側の都合です。採用コストを抑えつつ、会社の求める人材をピンポイントでマッチングさせることにあります。なので、非公開求人だから、必ずしも条件がいいとは限りません。
転職エージェントのデメリット
もしかしたら、次のことが気になっていませんか?
でも、メリットがあれば、デメリットもあるはず。転職エージェントのデメリットも教えてほしい。
解説します。
転職コンサルタントとの相性が悪いと転職活動が長引くかも
転職コンサルタントによって、経験値やスキルが違います。ベテランと新人では雲泥の差があります。ほかにも、「業界の知識がない」「要望を汲み取った提案をしてこない」といったこともあります。転職が失敗するかどうかは、転職コンサルタントの能力によるところが大きいです。とはいえ、相性が合わなければ、担当者の変更はできるので、遠慮なく変えてもらいましょう。
ほかにも、次のような転職コンサルタントが担当になったら、担当を変えてもらうのがベターかも知れません。
- ヒアリングでこちらの要望を聞いてくれない。
- メールや要望に対しての反応が遅くて、やりとりに時間がかかる。
- 要望に応えてくれない。
- 業界の事情に詳しくない(業界の事情を理解してない)。
- 要望に合わない求人を紹介してくる。
こんな感じです。注意しましょう。
あなたの経歴やスキル次第で、紹介される求人案件に限りがある
当然の話ですが、転職エージェントは、あなたの経歴やスキルに適した案件を紹介します。悪くいえば、成功報酬だけを目的に求人案件が紹介されて、ワンステップ上の仕事にチャレンジしたくても、紹介してもらえないということが起こり得ます。
利用できない地域がある
首都圏の求人案件を扱ってる転職エージェントが多いので、地方在住の場合は使えないことがあります。よく確認してから、応募しましょう。
転職サイトのメリット
もしかしたら、次のことが気になっていませんか?
転職サイトのメリットを教えてほしい。
解説します。
冒頭でも書きましたが、転職サイトは転職エージェントとは違って、募集してる会社を探すところから、入社日の調整まで、すべて自分でやらなきゃいけません。なので、「失敗してもいいから、とにかく自分のペースで転職活動を進めたい」と考えてる方に、向いてます。
転職活動に少しでも不安がある方は、転職エージェントの利用をおすすめします。
集中すれば転職エージェントよりも早く転職できるかも
転職サイトは24時間いつでも求人検索ができて、応募もできます。サクサクっと情報を集めて面接までこぎ着けられれば、私の経験から最短2週間あれば、内定にこぎ着けられます。この点が、すべて自己責任だけど、自分のペースで進められる一番のポイントです。
一方、転職エージェントの場合は、転職コンサルタントと連絡のやり取りが必要なので、その分の手間が掛かり、新しい会社へ入社するまでに時間が掛かりやすいです。
転職サイトのメリットは、良くも悪くもこれだけです 笑
転職サイトのデメリット
もしかしたら、次のことが気になっていませんか?
でも、メリットがあれば、デメリットもあるはず。転職サイトのデメリットも教えてほしい。
解説します。
結論からいうと、「転職エージェントのメリット=転職サイトのデメリット」です。
繰り返しになりますが、転職エージェントは次の悩み・不安を抱えてる方に適したサービスです。
- 転職しようか悩んでる人。
- 転職する気は満々だけど、転職が初めてで色々と不安を感じてる人。
- 働きながら転職活動を進めたいけど、忙しくて転職活動がすすめられない人。
- 給料など会社との条件交渉が苦手な人。
- 履歴書や職務経歴書を書くのが苦手な人。
- 面接対策に不安がある人
- 自分の「長所・短所・スキル」などの棚卸しが苦手な人
転職サイトを使った転職活動は、募集してる会社を調べたり、気になった会社をリサーチしたり、応募したり、履歴書を書いたり・・・と、これらの作業をすべて自己責任でやらなきゃいけません。
履歴書や職務経歴書は、転職コンサルタントからのアドバイスがもらえないので、書類選考で落ちまくるけど、解決の糸口がわからないといったことも起こります。気になる会社についてリサーチできる範囲も限られてるので、実際に働いてみるとミスマッチやギャップが大きすぎると、すぐ辞めたくなります。
ぶっちゃけ、現職の合間に一人で転職活動するのはマジできついです。一人で転職活動を進めると面倒なことが多くて、転職活動を後回しにしがちだったりもします。転職エージェントを使いましょう。
【まとめ】転職エージェントと転職サイトは両方使いましょう
この記事のポイントをまとめます。
- 介護業界の求人募集サイトには、無料で転職コンサルタントがつく「転職エージェント」と、転職コンサルタントがつかない「転職サイト」の二つがある。
- 転職エージェントと転職サイトの違いは、「転職コンサルタントがつくか、つかないか」の一つだけ。
- 転職エージェントにはメリットとデメリットがある。
- 転職サイトにもメリットとデメリットがある。
こんな感じです。
ここまで読むと、「転職サイトは使わない方がいいんじゃないの?」って思わせちゃったかも知れません。転職サイトを単体で使うのは、なるべく避けた方がいいでしょう。
ここで提案するのは、「転職エージェントと転職サイトの両方を使う」です。両者のいい所だけを使います。転職エージェントはあらゆる転職の相談に乗ってくれます。転職サイトは転職エージェントよりも扱ってる求人数が多いです。これを掛け合わせます。
気になる求人を転職サイトで見つけて、転職エージェントを経由して応募するという技です。手順としては、
- 転職エージェントに登録する
- 転職サイトに登録する
- 転職サイトで求人情報を検索する
- 気になった求人を転職エージェントに伝える
- 転職エージェントから推薦状付きで応募する
転職サイトに掲載されている求人は、応募者に対して、学歴・会社名・転職回数などのフィルターを設けて、検索を書けてもシステムの裏側で弾かれてる可能性があります。
本当なら応募できそうな求人案件でも、プログラミングで機械的に振り落とされてることがありますし、転職サイト経由で応募をしても、フィルターの影響で書類選考すら通らないということもあります。
なので、気になる求人案件を転職サイトから抜き出して、転職エージェント経由で応募します。そうすることで、書類選考で弾かれた求人案件でも、転職エージェント経由なら通る場合もあります。
一方、転職エージェントで扱ってない求人案件を転職サイトから見つけ出して、その案件を転職コンサルタントに伝えることで、サポート受けながら、転職活動を進めることができる場合もあります。
ほかにも、転職エージェントで教わったノウハウを活かして、「転職サイトから求人案件を見つけて、応募・履歴書作成・条件交渉などをすべて自分でやる」って荒業もあります。
転職エージェントと併用して転職サイトを使う場合には、転職サイトに登録して、求人条件を設定しておくと、希望に沿った新着の求人情報が届くため、効率的に求人案件を集めるこもできます。
もし、介護業界で働こうかなって考えてる方がこの記事を読んでくれていたら、介護業界でおすすめ転職エージェントと転職サイトをまとめた記事もあるので、是非こちらもご覧ください。
介護業界でおすすめの転職サイト【4つの転職目的別に紹介】
介護業界の求人サイトって沢山あるので、どこを使ったらいいか、わからなくなりますよね。私は求人サイトを使いこなせませんでした。血迷った結果、自分で探して失敗しました。この記事では、体験談を織り交ぜつつ、求人サイトを正社員・未経験者・キャリアアップ・派遣の四つの目的別に解説しました。介護業界で転職先を探してる方は必見です。
以上で、本記事はおわりです。
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読んでいただき、ありがとうございました(^-^)