【失敗しにくい】介護業界の転職先の選び方・探し方【13選】
この記事はこんな悩み・疑問にお答えします
目次です
- 介護業界の転職先の選び方【13コのチェックポイントを解説】
- 会社の見学は必ず行く
- 【まとめ】転職コンサルタントにサポートしてもらいましょう
この記事を書いた私のキャリア
- 介護現場での実務経験は14年。
- 持ってる資格は、介護福祉士と社会福祉士。
- 福祉系の大学(田園調布学園大学)と大学院(東京福祉大学)の出身。
- 介護業界内での転職経験は3回(2回は失敗で1回は成功)。
- 書類選考の通過率は100%・内定率は80%。
介護業界へ転職する以上は、なるべく一つの会社で長く続けたいと思うのが本音だと思います。
私も業界内で転職経験があり、転職活動でかなり消耗していました。この記事では、なるべく転職先を選び間違えないように、13コのチェックポイントを解説しました。
介護業界内での転職経験が3回(2回は失敗で1回は成功)ある私の実体験をベースに、転職先の選び方・探し方を解説したので、わりかし参考になると思うので、ぜひ読んでください(^^)
【失敗しにくい】介護業界の転職先の選び方・探し方【13選】
結論は、介護業界の転職で失敗しないために、「ゆずれないポイント・こだわりポイント」をハッキリさせておきましょう。この理由を解説していきますね。
ゆずれないポイント・こだわりポイントがはっきりさせておく
あなたが介護業界で転職する際に、ゆずれないポイント・こだわりたいポイントはありますか?給料や勤務時間など、転職する人によって違いはありますが、何かしらあると思います。この部分を、はっきりさせないで、転職先を選ぶと失敗します。
当然ですが、転職して給料を増やすのが目的なら、こだわるべきポイントは給料で、ほかのポイントにこだわって、給料が上がらなければ転職する意味がありません。こういったゆずれないポイントを、私の実体験ベースでまとめたので、ぜひ転職活動に活かしてください。
勤務時間
介護現場はシフト勤務の場所が多いので、9時~17時のように勤務時間が一定ではなく変則です。仮に、老人ホームの場合は、
- 早番(7時~16時)
- 日勤(10時~19時)もしくは遅番(12時~21時)
- 夜勤(17時~翌日10時)
こんな感じの3交代制です。
会社によって、出勤時間と就業時間に1~2時間ほどは前後します。
老人ホームのような入居型の施設で、正社員として働く場合は夜勤がマストになります。夜勤ができないときは、ホームヘルプやデイサービスが主な転職先になります(夜勤がありません)。
介護業界は、夜勤ができる・できないで、働き口と収入の幅が決まります。
夜勤ができる場合は、夜勤手当が最低でも1回4000円ついて、ひと月5回くらいなので、収入的には2万円くらい夜勤をやらない人より増えるイメージです。
通勤時間
自宅から会社までの移動時間です。
車・バイクでの通勤がオッケーな所もありますが、勤務先が駅近な場所だとダメな所もあります。通勤手段も加味したうえで、自宅から会社までの往復時間がトータルでどのくらい掛かるかをチェックしましょう。実際に通勤すると、思いのほか時間がかかることがあります。とくに、車での通勤で夜勤の帰り道が渋滞だと、交通事故を起こしかねないので、あなどれないポイントです。
給料・賞与
賞与のベースは基本給(本俸+職能給)です。
基本給が低かったら賞与も少ないので、転職しても年収が下がる可能性があります。基本給を安く抑える代わりに、手当を高く設定してる会社もあるので、手当の金額に惑わされないように注意してください。
各種手当の金額と種類
介護現場で支給される手当は、「通勤手当・資格手当・扶養手当・夜勤手当・処遇改善手当」など様々です。介護現場ごとに支給される手当の種類と金額が違うので、丁寧に確認してください。
福利厚生の充実度
福利厚生は、社会保険(厚生年金・健康保険・雇用保険)のほかに、社外研修の費用を会社が出してくれたり、初任者研修・実務者研修の受講費用を全額補助してくれる所もあります。福利厚生も会社ごとに内容が違うので、丁寧に確認してください。
社内研修や社外研修の充実度や質
福利厚生と被るポイントではありますが、社内研修・社外研修が充実してる会社とそうでない会社があります。研修に力を注いでる会社は、個人的に受けたい研修の受講費用を全額補助してくれる所もあります。
退職金の有無と金額
転職先を辞めたあとの生活費に影響します。確定拠出型年金(401K)を全額会社持ちで積み立ててくれてる所もあります。
昇給の有無や金額
歩合制や年俸制の介護現場は少ないですが、昇給の有無や昇給で上がる金額は見ておきましょう。一つの介護現場を長く続けた場合に、基本給と賞与の金額に影響するので、あなどれません。
年間の休日数
介護現場の年間の公休数は、「月9日×12か月=108日(1か月あたりの出勤数は22日)」がベースです。
老人ホームなどの入居施設は24時間365日営業なので、年末年始・お盆休みがありません。プライベートの時間を大切にしたい方は、このあたりもチェックしておきましょう。
余談ですが、夜勤が8時間の会社は、夜勤の翌日が公休扱いになるので、帰宅後に仮眠したら午前中が潰れます。夜勤を月5回やったとしたら、「実質の出勤日数が27日で公休が4日」みたいな感じになります。
夜勤が16~18時間の会社は、夜勤の翌日が出勤扱いになるので、午後から遊びに行けます。夜勤を月5回やったとしたら、「実質の出勤日数が17日で公休が14日」みたいな感じになります。
有給休暇の消化率
介護現場は慢性的な人手不足とシフト勤務のダブルコンボで、有給休暇を自由に取れない会社があります。プライベートの時間を大切にしたい方は、有給消化率も確認してください。
1か月あたりの残業時間・サービス残業の有無
会社によっては、残業時間を1分単位で申請できる所もあれば、30分単位でしか申請できない所もあります。体調不良など急な欠員で人手が足りず、残業した場合に、残業手当をつけさせてくれない会社もあるので、しっかり確認してください。
異動の有無
複数の事業所を抱えてる会社だと、事業所間での異動があり得ます。また、事業所がひとつの所でも、介護部門のなかで異動があったりもします。なるべく同じ環境でゆっくり働きたいと考えてる方は、異動の有無を確認しておきましょう。
会社の人間関係・職場の雰囲気
介護業界で離職率を高めてる要因のひとつです。どんなに給料が高くても、会社の人間関係が劣悪だと、メンタルを消耗し続けるばかりです。会社の人間関係を図るひとつの指標として、離職率はチェックしておきましょう。
下記の記事で、気になる会社の離職率を調べる方法を解説しています。
【簡単】気になる介護現場の離職率を5分で調べる方法
介護業界への転職を考えてる方にとって、離職率はとても気になるポイントですよね。私も転職活動をしてた頃は、失敗する確率を下げたかったので、気になる会社の転職率を計算していました。この記事では、気になる会社の離職率の調べ方を解説しました。転職活動の参考になると思うので、是非リンクをポチってください。
会社の見学は必ず行く
事前に調べて「いいなぁ」って思った会社でも、実際に見学すると「ダメだ、こりゃ」ってなることがあります。
見学で見るべきポイント
会社を見学したときは、次のポイントをあなたの目で確認してください。
- スタッフ(とくに事務所の職員と介護職)は笑顔で挨拶してくるか。
- 施設の掃除は行き届いているか(とくに、食堂・トイレ・居室)。
- 入居者の身だしなみは整ってるか(髪の毛ボサボサじゃないか?髭ボーボーじゃないか?洋服のボタンはとまってるか?)
担当者の雰囲気を確認する
施設見学に行くと、施設長・事務長・生活相談員・介護主任など、施設ごとに色んな役職者が案内してくれます。このとき、案内してくれる人をよ~く観察してください。
何でだか気になりますよね。
案内をしてくれる人って、役職者ですよね?役職者って会社の雰囲気を作る側の人間ですよね?会社の雰囲気を作る側の人の話し方や雰囲気がトゲトゲしてたらどうでしょう?だいたい、その職場で働いてる人や会社の雰囲気もトゲトゲしてますよ。役職者がそれを良しとしちゃってるので。
そんな職場は、入職後に修羅の道が待ってるので、やめておきましょう。ほかにも、案内してくれる方と話して、「あ!この人、生理的にムリ!」って直感的に感じたら、そこも外しましょう。その直感は当たってます。
見学したときに担当者へ聞いた方がいいこと
担当者に次のことを聞いて、具体的に即答できるか確認しましょう。歯にものが詰まったような説明だったら、パスした方がいい会社かも知れません。
- 入職したあとは、どんなことから始めていくのか?
- 研修制度や資格取得のバックアップ体制はあるのか?
- 施設長もしくは管理職が全職員に定期的な面談をして、悩み相談に応じてるか?
- 待遇面で気になることがあれば、確認しましょう。
【まとめ】転職コンサルタントにサポートしてもらいましょう
- ゆずれないポイント・こだわりたいポイントをはっきりさせて、会社を選ばないと失敗します。
- 介護業界で転職先を選ぶときのポイントは全部で13コ。
- とにかく、会社を見学してください。
こんな感じです。
ただ、実際に一人で転職活動してみるとわかりますが、ネットで集められる情報はたかが知れてるので、どんなに頑張って情報を集めても、転職に失敗することはあります。
転職期間中って、わからないことが山盛りだし、失敗したらどうしようって不安しかありません。
一人での転職活動を心細く感じていたら、無料でサポートしてくれる転職コンサルタントを使うのもアリだと思います。私も使いましたが、圧倒的な安心感のなかで、転職活動がサクサクっと進められます。
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以上で、本記事はおわりです。
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読んでいただき、ありがとうございました(^-^)